フランスで、学校でのいじめを「犯罪」とする新法が3月2日より施行される。被害者の自殺・自殺未遂があった場合、加害者には最大で10年の拘禁刑が科される可能性がある。フランスの法学博士・弁護士が、新法制定の成果と今後の課題を仏紙「フィガロ」で解説した。

学校でのいじめはいまに始まった問題ではなく、被害者の数も何百万人といる。数字を見ると頭がクラクラするほどだ。

フランスでは毎年、約10人に1人の子供が学校でいじめの被害に遭っているというのだ。学校に通う児童・生徒の数が1200万人だとすれば、いじめの被害者は100万人を超す計算になる。もちろんこれはフランスに限られた話ではない。ユネスコによれば、学校でいじめられた経験がある児童・生徒は世界全体で30%を超えるという。

新法を見ると、学校でのいじめには厳罰化で対処する意志が明確に示されている。学業不能期間も考慮して、学校でのいじめに対応した刑罰も新たに定められた。被害者の自殺・自殺未遂があった場合は3~10年の拘禁刑。被害者や加害者が当該学校に在籍中かどうかは問わない。罰金は4万5000~15万ユーロ(約620万~2000万円)に定められた。

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寄せられていたコメント

●参考になったのは「いじめは犯罪」という考え方。

「いじめ=ちょっとしたいたずら」という甘い認識で対処し、誤魔化そうとする教育現場、加害児童生徒、家族が大手をふるって「対応」している現実がある。だから被害者の弱々しい声が家族や社会に届かない。

小学校低学年であってもしつこく特定の児童に暴力やからかいがある場合、必ず加害児童の保護者に連絡し、場合によっては来校してもらい管理職、学年主任、生徒指導担当、担任などによる話し合いをするべき。

●今はネットが普及しているので内密に陰湿ないじめが気軽にできるようになってしまったので子供のころから嫌がらせをされていると大人になってからもその影響が出てくるのはかなりあると思います。子供のころから心を病んで大人になる夢や希望を持てないのは本当に苦しいことです。
●子供に「10年拘禁」は凄い重いと思う。
大人の10年とは訳が違う。成長期の10年を失う事は今後の人生に大き過ぎる影響があると思う。
しかし、だからこそ、イジメた相手が自ら命を絶った事を重く重く受け止めて欲しい。
日本でも導入して欲しいが…日本の場合だと、益々隠蔽体質を発揮してしまうんだろうな。
まずはこの隠蔽体質を直す所からでしょうか。
●大賛成ですね
うちにも小学生がいますが今の子供たちのいじめは陰湿で狡猾
先生もまともに怒らない(怒れない)し、親もゆるい世代の人が多いから
子どもたちにまともなしつけができていないご家庭が多くみえます
そしていざいじめや事故があっても学校は保身と加害者側の
人権の尊重とやらでもそすごい隠蔽体制をひきますからね…
フランスのような厳罰化をするか、教育制度や体制を大きく見直すか
いずれかで対処するしかないのかなと思っています