ネットで注目を集めている 大貫剛🇺🇦🇯🇵save Ukraina (@ohnuki_tsuyoshi) さんの投稿をご紹介させていただきます。 

その投稿がこちら

以下、引用

ウクライナは、地上からロシアの航空機を撃墜する地対空ミサイルを使って、戦力差のわりに善戦しているらしい。ロシアは高価な最新鋭の戦闘機や戦闘爆撃機を毎日撃墜されてる。
地対空ミサイルを使った通常の戦闘。まず、広域の捜索用レーダーを使って、敵航空機の侵入を発見する。こちらの地対空ミサイルは位置を秘匿したいので、この時点ではミサイル発射機のレーダーは作動していない。

地対空ミサイル発射機の位置を知らずにのこのこやってきた敵機が、ミサイルの射程内に侵入したら、発射機の目標追尾レーダーを作動させ、同時にミサイルを発射する。
ミサイルは人間では耐えられないほど高いGで飛行できるので、撃たれた時点で航空機側は回避しようがないことが多い。

これに対し、侵攻する側は対空ミサイル網を無力化する戦闘を仕掛ける。電子戦機(妨害電波で敵のレーダーを目潰しする飛行機)で、こちらが探知されるのを防ぐ。でもこれだけでは安心できない。
そこで、敵の広域捜索用レーダーを叩く。レーダーは強力な電波を発射しているから、簡単に逆探知できる。そこで、「電波を発射している場所へ飛んでいく」という専用の対レーダーミサイルを使って、広域捜索用レーダーを破壊する。これで、敵の地対空ミサイルは使いにくくなる。
ロシアも当然、開戦と同時にこれをやったはずだが、どうもあまり効いていないっぽい。
それは、NATOがウクライナ領外のレーダーでロシアの航空機を探知し、ウクライナに教えているからっぽい。
NATOには早期警戒管制機という、空飛ぶレーダーサイトがある。レーダーも高いところにある方が遠くまで見えるので、地上のレーダーよりはるかに遠くまで見通すことができる。たぶん、ポーランドからキーウまで見える。

NATOの早期警戒管制機からロシア機の位置を教えてもらったウクライナの地対空ミサイルは、自分の射程内に入ったロシア機を出会い頭でいきなり撃てる。ロシアはウクライナを目潰ししても、NATOが目を貸してしまってる。
ロシアはNATOの早期警戒管制機の高性能をよく知っているので、「対早期警戒管制機」の長距離逆探知ミサイルを持ってる。ところが今回、ロシアはNATO領域内を飛行するNATO機に手出しができない。これはロシアにはきつい。
ウクライナは直接的な軍事力ではロシアに大きく劣るが、NATOの航空機や、おそらく衛星などの情報支援を受けてる。情報で優っていれば、直接の軍事力で劣勢でも、相手の弱点を突いて有利に戦うことができる。
ものすごーくざっくり説明すると、こんな感じか。

ざっくりすることに主眼を置いた説明なので、僕自身でもいろいろツッコミ入れられますが、全体の文脈は間違ってないと思います。